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タイヤの欄でも書きましたが、夏は車に厳しい季節です。皆様のメルセデスは夏の準備は万全ですか?
メルセデス・ベンツは世間一般で「水温の高い車」と言われていますが、これは設計当初からそのように作られているからです。メルセデス・ベンツはガソリンエンジン工学の基本とその伝統の技術に忠実に燃焼効率・シリンダーブロックの熱伝導とそのための材質開発・耐久性全てを考慮し水温を決定しています。水温が高いのにはきちんとした訳があるのです。
確かに夏の渋滞は嫌なもので、水温計とにらめっこしながら不安に思うこともあるでしょう。 渋滞といえばUBTのある東京を例にとりますと都市中心部の日中平均車速はタイのバンコクの18km/hに負けてなんと15km/hです。 灼熱のコンクリート・ジャングルの中での渋滞は車にとって過酷で、メルセデスベンツも例外ではありません。
チューンドエンジンもノーマルのエンジンも、熱管理は非常に重要です。そこで頼りになるのが唯一の放熱機器である『ラジエター』です。当UBTではチューンドエンジンには無条件で、ノーマルエンジン車でも水温に不安を感じる方には『低速時・停車時』の放熱性を第一に考え、さらに耐久性、コストを考慮し真鍮製を選択しお勧めしています。 材質が真鍮であることについてはきちんとした理由があります。 ラジエターとして使う金属には熱伝導率が大事です。 レース用などのように短期間の高速時の使用で、熱伝導率よりも軽量化でタイムを争う場合に限っては純アルミニウム製(市販品のように再生アルミや合金は全くの論外)が有利であるといえます。 しかしこれも市販車用に耐久性と強度を保持しながら製作するとアルミの唯一の利点である軽量さに優位性を失い、真鍮製の重量と変わらなくなるばかりかコストはとても高いものになります。ラジエターはFR/FF車の場合車の最も前部に取り付けられるため、常に雨・風・雪・そのほかの路上の小石などにさらされます。特に寒冷地では凍結防止剤からの腐食にも長期にわたって耐えなければなりませんし、海沿いにお住みのオーナーの方には塩による侵食も大きな問題です。
車は走行中は容易に熱を放熱することが出来ます。走行によって発生した走行風が前面から空気を吸い、効率よく吐き出します。 よく考えてください。オーバーヒートしている車はどこで見つけられますか? 間違いなく渋滞の中の筈です。 水温計とにらめっこして負けそうになるのはどこですか? それも走行していても低速域でのことです。 実際に走っていてオーバーヒートするのであればラジエターの責任ではなく、水周りのほかの部分の責任です。公道において本当にラジエターの実力が問われる時、それは『低速域』の走行時とその耐久性です。 ラジエターには内部圧力に耐えうる「強度」も見逃せません。(冷却水の圧力もバカには出来ないのです。) 走行時の内部圧力や、一旦温まったエンジンが冷えたときのその負圧に耐えることが出来ない材質と構造では、コアが曲がることさえあります。
サーキットからのフィードバックはわれわれに多くの恩恵をもたらしますが、私たちの走行する場所は公道です。 次の出番までにラジエターを交換することも出来なければ、予期せぬ渋滞にも出くわします。 私どもの仕上げたチューンドカー、V8 revance 6.1や HWA/AMGのカムシャフトを使ったV12 7.2などはそのような状況でもオーバーヒートとは無縁です。 このへんの事情をわかっていらっしゃらない自称チューナーがアルミ製ラジエターにこだわるのを見かけることもありますが、私たちはそれについてとても理解に苦しみます。 常に起こるべき状況を可能な限り予測し、どんな状況でもベストな結果を出す・・・それが私たちUBTです。
たとえ話をいたしましょう。 ここにAとB、2種類のラジエターがあります。AとBは内部圧力に対する強度が同じ、重量も同じ。 ただBは「にわかチューナーに人気」の素材を使っている。 素材の名称の『響き』もいい。 Aは価格が安く、低速時の放熱効果がAより高く、走行時は同じ。 Bより耐久性に富み、腐食しにくい・・・さあ、みなさん。 日常ご自分が乗りまわす大切な車に装着するとしたらどちらを選びますか? 答えは間違いなくAですね。 貴方が選んだAのラジエターは、真鍮製です。
当UBTのポリシーは。「日常の生活でも難なく使える高性能のチューニングカー」です。 日ごろ乗れないのでは意味がありません。 偉大なるメルセデス・ベンツのMの字が何で、どうあるべきかもよく知らない業者などが横行しているように見受けますが、くれぐれも『小手先勝負だけ』のダメダメショップや自称チューナーなどにはお気をつけください。 物事には必ず『基本と原則』があるのです。オーナーの方々はじっくりと、「本物とはなにか」を良く見極めてださい。 皆様が乗っているのは「メルセデス・ベンツ」なのですから。メルセデス・ベンツに子供だましのパーツは要りません。かえって台無しにしてしまいます。
もちろん私たちの技術と、私たちが開発する商品は、全て本物です。 また私ども意外で開発されたパーツであっても私達の厳しい独自のテストによりその結果効果が明確に認められ私どもの求める理想と究極にそぐうものであれば、私達は声を大にしてそれを賞賛し、受け入れることでしょう。 ただし、残念ながらその数はまだまだ非常に少ないです。
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